どうも、masamalu37です。私が面白そうだと思った銘柄を調査して紹介する記事・三回目です。(一回目と二回目は↓のリンクからどうぞ、です)
第一回目・ピクセルカンパニーズ 様
第二回目・メディアリンクス 様
紹介する三回目の銘柄は・・・・
「アゴーラ ホスピタリティー グループ(アゴーラHG)」様です!
・・・・紹介する前に、注意事項です。
※注意事項
株の購入などにつきましては、ご自身の判断でお願いします。たとえ損をしたとしても、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
本記事は「はい、はい」と軽い気持ちでご覧になってくださると幸いです。
少々キツい言い方になってしまい、誠に申し訳ございません。
それでは紹介していきます。
アゴーラHG様について
アゴーラHG様は1948年3月に設立され、東京証券取引所に1949年5月に上場されました。元々は「さくら観光」という会社名でしたが、1997年に香港のファー・イースト・グループの傘下になったことにより、現在の形となりました。香港と言えば、競馬ですね(関係ない)
主な会社概要につきましては、次の通りです。
- 代表者
ウィニー・チュウ・ウィン・クワン 様
- 事業内容
ホテル・旅館の再生、経営・運営事業。ホテル・旅館は現在、東京4軒、京都2軒、大阪3軒、合計で9軒経営・運営しています。またマレーシアでは霊園事業を行っています。
- 資本金
85億3400万円(2023年12月現在)
- 従業員数
609名(2021年、関係会社含む)
また株主優待も存在し、1000株以上で自社グループのホテル・旅館で使用できる「自社グループ割引優待券」をいただくことが可能となってます(割引率は施設・サービスにより異なる、権利確定月は「12月」)。
最近の株価につきましては、次の通りです。
- 2024年2月14日 → 22円
- 2024年2月26日 → 39円
- 2024年3月5日 → 81円
- 2024年4月2日 → 62円
- 2024年4月26日 → 57円
2月中旬頃までは20円近くでしたが、3月5日には4倍近くになってます。現在(4月26日)は「57円」と下がってますが、それでも2月14日の倍以上です!
それでは約20円だった株価が今は倍以上も上昇しているのか、その理由について調査し、述べていきます。
好調な理由①・財務の改善
2020年から22年の財務状況は例の感染症が主な原因で、火の車状態でした。
【2020年12月】
売上高 → 33億1600万円
経常利益 → ー13億5400円
最終利益 → ー11億9400万円
【2021年12月】
売上高 → 33億5700万円
経常利益 → ー13億5100万円
最終利益 → ー16億8300万円
【2022年12月】
売上高 → 49億5100万円
経常利益 → ー11億600万円
最終利益 → ー12億9800万円
ところが、2023年は以下の通りになってました。
【2023年12月】
売上高 → 73億900万円
経常利益 → ー1億9500万円
最終利益 → ー1億4900万円
惜しくも黒字転換にはならなかったものの、大幅に赤字が縮小しています!さらに2024年12月には売上高が「81億円」、経常利益が「3億5000万円」、最終利益が「1億5000万円」と予想していますので、2024年は黒字転換するのではないかと期待している方が多いです!
好調な理由②・大阪万博効果の期待
さらに来年の2025年4月13日から10月13日の期間、大阪府大阪市にて大阪万博が開催される予定です。大阪万博には現在「161」の国・地域、欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)など「9」の国際機関が参加表明をしています。
半年も開催される万博には「約2,800万人」の入場者が想定されています。万博には世界各国からも多くの人が来ます。
それゆえに大阪に3件、京都に2軒のホテルを経営・運営しているアゴーラ様のホテルを利用する観光客が多くなるのでは、と期待の声が大きいです。宴会や会議などを目的に、万博に参加する企業からの利用も期待できそうです!
好調な理由③・円安
現在(2024年4月29日)は「158円」と34年前の水準と同じぐらい円が安くなっています。円安になるということは、外国人観光客にとってはメリットが多くなるので、観光業界にも良い影響を与える可能性は大きいです。
アゴーラHG様も自身のHP内で、
「『美しい日本を集めたホテルアライアンス』を世界各国に紹介していく所存でございます。」
と積極的にやっていくことを宣言しておりましたので、円安はアゴーラHG様にとっては追い風となるでしょう!
私達一般の日本国民にとっては、物価高で苦しい状況ですが(白目)
アゴーラHG様の懸念材料
アゴーラHG様の主な懸念材料としては、以下の通りが考えられます。
- 今までの赤字が大きかった影響で、2023年12月時点での自己資本比率が「18.7%」とかなり低い水準となっています。自己資本比率は30%以上で安定企業、20%未満の場合は危険水域といわれており、倒産リスクも高くなってしまいます。なので今後は黒字転換はもちろん、どれぐらいの黒字を得られるのか鍵となっていくでしょう!
- 現在ピクセルカンパニーズ様やメディアリンクス様のように「継続企業注記銘柄」には指定されていないですが、2023年12月の決算短信の「継続企業の前提に関する重要事象等」では「景気の先行きは不透明であり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。」とこのままでは注記銘柄に指定される、と自ら述べてます。指定されてしまうと上場廃止、最悪の場合は倒産のリスクが大きくなってしまいます!
- アゴーラHG様にも影響与えるとされている大阪万博ですが、工事の遅れや会場建設費の増額など問題が指摘されてます。これらの問題はアゴーラHG様にも悪影響を与えるかもしれません。
終わりに
以上によりアゴーラHG様の株価が好調である理由は、
「財務状況の改善」「来年は大阪万博が開催される」
ということが主な要因と考えられます。しかし、
長い間赤字だった影響で自己資本比率が低下しているので、赤字脱却だけでなく今後は黒字転換は最低限、ずっと黒字をキープできるかが課題となっています。
2023年12月の決算短信でも「引き続き業績の回復に全社をあげて対処し、復配出来ますよう努力して参ります。」と述べているので、配当が復活できるほど財務状況が良くなるよう願うばかりです。まずは2024年5月14日に予定されている決算発表の結果がありますので、良い決算かどうかで今後が左右するでしょう。
アゴーラはギリシャ語で「人が集う場所」との意味なので、
名前通りアゴーラHG様が沢山の人々が集うような、皆から愛される企業になりますように!
【引用・参考HPなど】
・アゴーラHG様の公式HP 及び 2023年12月の決算短信
・株探 様
・SBI証券 様
・外務省 様
・日テレNEWS 様
・Google 様
・Yahoo!ニュース 様
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【2024年11月10日 2:09 編集・修正】
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